【プレスリリース】 量子コンピュータ「叡-Ⅱ」の運用開始 -144量子ビットチップによる量子コンピュータの実用化加速-
2026.03.26
研究
理化学研究所(理研)量子コンピュータ研究センターの中村泰信センター長、萬伸一副センター長、大阪大学量子情報・量子生命研究センター(QIQB)の北川勝浩センター長(同特任教授(常勤))、森俊夫特任研究員(常勤)らの共同研究グループは、144量子ビットチップを搭載した新型量子コンピュータ「叡-Ⅱ(エイツー)」の量子計算クラウドサービスを3月26日に開始しました。これは、2023年3月に公開した64量子ビットチップを搭載した国産量子コンピュータ「叡」と比べて、量子ビット数を2倍以上に増加させ、古典コンピュータでは実現しえない規模の量子計算を可能にします。サービスのユーザーは、従来の「叡」と量子シミュレータ「Qulacs」に加えて、「叡-Ⅱ」も利用できるようになります。 「叡-Ⅱ」に搭載されている144量子ビットチップは、量子ビットの寿命も大幅に増加させます。また、機器を冷やす冷凍機も含めた「叡-Ⅱ」のシステム全体を、「叡」のシステム全体と同程度の大きさに収めることに成功しました。