総勢104名が受講する21年度量子ソフトウェア勉強会を開催中です。
2021.11.29
メディア掲載
総勢104名が量子ソフトウェア勉強会を受講
量子ソフトウェア研究拠点は、2021年6月4日(金)より「量子ソフトウェア勉強会」を開催しています。
量子ソフトウェア勉強会は、量子ソフトウェアに関する知見を深めたい方々を対象に、前半では量子計算・量子アルゴリズムの初歩から始め、量子機械学習や量子化学計算及び金融実務計算といった応用テーマについて、講義とプログラミング演習を実施しました。また、業界動向や知財分析の結果についても講義をお届けしました。企業からは27社46名の方に、また学生58名の方に受講いただきました。
グループワークが11月より開始
11月12(金)から開催している後半の勉強会では、分野最先端の講師陣が主催するグループワークに参加いただきます。受講者が勉強会カリキュラムを修了したころには、量子ソフトウェア分野の知識だけでなく、研究に着手したり各社の量子ソフトウェアビジネスを分析することができるような内容を準備しています。
量子ソフトウェア分野の研究開発に注力されている皆様は勿論のこと、研究開発をご検討されている方や量子技術分野のビジネス動向にご関心のある方はぜひご参加ください。
受講対象者
量子技術、特に量子ソフトウェアにご関心をお持ちの方
(研究者だけでなく事業戦略、新規事業開発、産学連携、事業投資等をご担当されている方々も対象です。)
※期間の途中からの参加も可能(その場合、不参加の講義は動画などオンラインで補講)
※個人ではなく企業からの申し込みが必須
主催
大阪大学、豊田通商株式会社、株式会社QunaSys
共催
文部科学省委託事業光・量子飛躍フラッグシッププログラム(Q-LEAP)量子情報処理(量子AI)
「知的量子設計による量子ソフトウェア研究開発と応用」
協力
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
勉強会前半講義内容
- 量子コンピュータの現状と展望
- 担当講師:藤井啓祐、野口裕信
- 量子計算の基礎
- 担当講師:藤井啓祐
- 量子アルゴリズムの基礎
- 担当講師:御手洗光祐
- 量子コンピュータの物理的実現方式
- 担当講師:小川和久・大平龍太郎・ 藤田高史、松浦孝弥(東大)
- 量子機械学習の基礎
- 担当講師:御手洗光祐
- 量子コンピュータとビジネス
- 担当講師:町田尚子・藤田維明・森一憲(豊田通商)
- 量子コンピュータと量子化学計算の基礎
- 担当講師:水上渉・吉田悠一郎
- Amazon Braket を用いた実機・ シミュレータでの開発
- 担当講師:宇都宮聖子・針原佳貴(アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社)
- 量子アルゴリズム各論
- 担当講師:藤井啓祐・高比良宗一
- 量子コンピュータと金融実務計算
- 担当講師:宮本幸一
勉強会後半グループワークテーマ
- 量子機械学習①:量子データセットを作る
- 担当講師:久保健治
- 量子機会学習②:量子コンピュータによる生成モデル
- 担当講師:御手洗光祐
- 量子機械学習③:特徴量マップを工夫する
- 担当講師:白井徳仁
- 実機のノイズ解析・noise mitigation
- 担当講師:小川和久・箱嶋秀昭
- 汎用的なクラウド計算ライブラリの開発
- 担当講師:桝本尚之
- Amazon Braketを使った応用
- 担当講師:宇都宮聖子・針原佳貴(アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社)
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