【プレスリリース】\世界初!量子コンピュータの「空きスペース」をフル活用/ 計算待ち時間を短縮する量子マルチプログラミングを開発 —QIQBの量子コンピュータ・クラウドサービスで提供開始—
2026.06.09
研究
大阪大学量子情報・量子生命研究センター(QIQB)の森俊夫特任研究員(常勤)、束野仁政特任研究員(常勤)、桝本尚之特任研究員(常勤)、宮永崇史特任研究員(常勤)、宮地孝輔特任研究員(常勤)、株式会社セックの内田諒テクニカルマネジャー、順天堂大学大学院健康データサイエンス研究科の中田秀基教授らの研究グループは、大阪大学量子情報・量子生命研究センターの量子コンピュータ・クラウドサービスにおいて、異なるユーザの量子プログラムを自動的に並列実行する機能「量子マルチプログラミング(オートモード)」機能を開発し、提供を開始しました。
計算待ち時間の短縮は、量子コンピュータの実用化に向けた重要な課題のひとつとして取り組まれています。
本成果により、クラウド上の順番待ち(ジョブキュー)にある複数のユーザのジョブを、システムが自動で選び出し、空いている利用可能な量子ビットに割り当てて並列実行することが可能になりました。これは、並列実行の対象が、同一ユーザにより指定された複数のプログラムのみであった「量子マルチプログラミング(マニュアルモード)」機能を大幅に改善したものです。クラウドサービスの混雑緩和に大きく貢献できることを示し、より多くの量子回路を同時に実行することで、貴重な量子ビット資源の「遊び」を最小限に抑え、国産量子コンピュータの稼働効率の向上を実現します。